リハビリ専門学校の先生方からお祝いの花をいただきました!
今年3月まで勤務していました鹿児島第一医療リハビリ専門学校の理学療法学科の先生方から、立派なお祝いのお花をいただきました!
同校の理学療法学科には平成14年の開校から12年間お世話になりましたが、教員の先生方の教育に対する熱意と、常に成長しようと自己研鑽する姿勢に私自身おおいに刺激を受けました。
当然、卒業生たちも素晴らしい医療従事者として全国各地で活躍しています。
先日も卒業生の1人から連絡がありましたが、休みのたびごとに県内・県外を問わず、研修会などに参加して、少しでも効果の高い医療を提供できるようにと頑張っていました。
そういう医療人としての姿勢が自然と身に付く学校であるというのは、やはり退職者としては嬉しいものです。
私もしっかり頑張らないといけないという気持ちになりました。
理学療法学科の先生方、本当にありがとうございました!
もっと気軽に運動量を増やすには
ここ10年間で、私たちの1日に歩く量が約1000歩減少したことが最近の調査でわかりました。
いわゆる「運動不足」というものですが、これについては世界保健機関(WHO)も、死亡の危険因子として、高血圧、喫煙、高血糖に次いで4番目に『身体活動不足』を挙げています。
そこで、対策として推奨されているのが、『1日10分多く動こう』というものです。
今までは、「1日○○分歩きましょう」とか「週に○○時間以上は運動しましょう」などといっていましたが、これはほとんど続かないのが現状です。
なので、もっと気軽に運動量(活動量)を増やすためには、「通勤で歩くときに少し早歩きをする、いつもより少し遠回りをする」、「職場ではエレベータを使わず階段を使う」、「いつもの部屋の掃除に加えて窓拭きもやってみる」などで十分です。
そしてもう1つのポイントは、これらのことを毎日きっちりできなくても気にしないことです。
つまり、今の運動量(活動量)にプラスα(アルファ)というくらいの考え方です。
これなら実行できるのではないでしょうか。
その際の注意点は以下の3点です。
1)運動量(活動量)は少しずつ増やす
2)体調がすぐれないときや痛みがあるときは無理をしない。
3)熱中症に気をつける
体力不足は「気力不足」も引き起こします。みなさんご注意を!
【50代 男性】
(症状)
①車を運転するときに腰痛あり
②両手を少し高く持ち上げると両手のシビレが強くなる
③朝起きたときに両腕がしびれている
(既往歴)
頚椎ヘルニア、 心疾患
(検査結果)
①筋性腰痛と診断
②頚椎ヘルニアおよび過外転症候群による症状と診断
③ ②に加えて、枕の不適合による症状と診断
(施術と対策)
①腰部筋群の緊張を緩和する施術
②頚椎のアライメント調整、小胸筋の緊張を緩和する施術
③オーダーメイド枕の製作
(経過)
①3回の施術で腰痛は消失
②6回の施術で両手のシビレも消失
③オーダーメイド枕を使用した翌朝から症状改善
自律神経の大切さ
当院FORESTでは、自律神経のバランスを整え、痛みをはじめとするさまざまな症状を取り除く施術を行っています。
自律神経の調整に着目したのは、人間のあらゆる機能(血液循環、呼吸、体温調節、消化吸収、排泄、免疫、代謝など)に深く関わっているからです。
自律神経に関する研究の第一人者といえば、順天堂大学教授の小林弘幸先生です。
「世界一受けたい授業」というテレビ番組にも出演されたこともあります。
小林先生は、著書『なぜ、「これ」は健康にいいのか?』のなかで、次のようなことを述べています。
・「体を大切にするというのは、体を休めるということではありません。体が本来持っている機能を充分に働かせることができる状態に整えるということです。」
・「生活の中に自律神経のバランスを整える習慣を取り入れることで、心身は見違えるほどいいコンディションを保つことができます。」
・「つまりは、副交感神経を高い状態に保つことが健康な人生を生きることにつながり、自分の能力を最大限に発揮できるように導いてくれるのです。」
自律神経のバランスを整えることの大切さについては、頭では理解できていても毎日の生活の中で意識している人はおそらく少ないでしょう。
ポイントは、「ゆっくり」です。
FORESTでは、呼吸に合わせ、やさしくゆっくりとした施術で回復をすすめていきます。
携帯電話による影響への対策
携帯電話の普及率は、今年度中に100%を超えるといわれていますが、同時にさまざまな問題も出てきています。
その問題の1つとして、「携帯電話を成人で20年、小児で10年使用すると、神経膠腫(こうしゅ)や聴神経鞘腫(しょうしゅ)になる確率が1.5~2倍になる」という報告があります。
神経膠腫とは、脳腫瘍の1つで脳の神経膠細胞から発生する腫瘍です。40~60代に発生することが多いとされています。
神経鞘腫とは、束になっている神経線維のうちひとつの神経細胞から発生する良性腫瘍(残りの神経細胞は正常)で、比較的頻度の高い疾患です。
対策として、携帯電話本体を遠ざけると電磁波曝露が減少するため、メールやイヤホンを使用して携帯電話本体が頭部に密着しないようにするといいようです。
実際にフランスでは、妊産婦に携帯電話本体を腹部から離すように勧告しています。
またオランダでは、『電磁過敏症』を防止するため、子どもが長期に滞在する場所の近くに高圧送電線を設置する場合、厳しい基準が設けられています。
電磁過敏症とは、携帯電話基地局などからの電磁波曝露が誘引となって発症し、さまざまな電磁波に過敏になるというものです。
症状としては、疲労感、倦怠感、集中力低下、不眠、頭痛、めまい、耳鳴り、食欲不振、動悸、うつ状態などが挙げられています。
現在のところ、WHOは電磁過敏症は認めているものの、電磁波曝露との関連性について科学的根拠は認めていません。
とはいえ、オーストリア医師会は診断・治療ガイドラインを定めていますので、近く研究により明らかになると思います。
TOKIOの『鉄腕DASH』が来熊!
昨日放送された『鉄腕DASH』という番組で、熊本の宇土市が紹介されました。
すぐ近くでよく足を運ぶ「宇土マリーナ」という道の駅に、ナント、あのTOKIOのメンバーが撮影に訪れていました。
番組の中では、熊本県が生産日本一というデコポンやスイカなどの紹介のほかに、「日本の渚百選」にも選ばれ絶景とされる宇土市の『御輿来海岸』も紹介されました。
※写真は熊本県観光サイトより
普段見慣れている景色だけに、あまり意識することなく、゛単なる干潟゛という認識でしたが、改めて見ると本当に素晴らしい景色だと実感しました(テレビでの映し方にもよりますが・・・)。
後世に末永く残せるように大切にしていかなければなりませんね。
看板を設置しました!
当院は国道266号線から少し入り込んでいますので、場所がわかりにくい方もいらっしゃるようです。
そこで、国道沿いに看板を設置しました。
松橋方面から見るとこんな感じです。
松合・三角方面からみるとこんな感じに見えます!
266号線から入って200mの不知火小学校グラウンド前にあります。
詳しくは当ホームページの『アクセス』にある地図をご確認ください。
『ノルディックウォーキング』をご存知ですか?
昨日、「ノルディックウォーキングのポールの長さはどれくらいがいいですか?」という相談がありました。
『ノルディックウォーキング』については、数年前に知り合いの医師から本をすすめられて読んだことがあったので、どんなものであるかは知っていましたが、私自身はやったことがありません。
ノルディックウォーキングとは、2本のポールを使って歩く歩行運動のことです。
もともとは、クロスカントリーの選手が、夏のトレーニングとして、ストックと靴で山野を歩き回ったのがはじまりといわれています。
ポールの長さは、初心者は身長×0.64、慣れてきたら身長×0.68が目安となっています。
動作の基本は通常のウォーキングと同じです。
ノルディックウォーキングの利点としては、一般的な歩行運動と比べて、
①上半身の筋肉も鍛えることができる
②エネルギー消費量が約20%高くなる
③ポールを持って歩くことで姿勢が良くなる等です。
ただし、間違った歩き方や、ポールの長さの不適切な設定により、腰痛など悪化させることもあるようですので注意が必要です。
上の画像をみると、かなり絵になっていますが、街中で独りでやるとなると少し勇気が必要かも?ですね。
『熊本県ノルディック・ウォーク連盟』というのがあるみたいですので、興味のある方はお尋ねを。
『五十肩』の治療について
数日前、『五十肩』(正式には『肩関節周囲炎』といいます)についての問い合わせがありました。
以前からあった肩の痛みが2週間ほど前から激痛になり、病院を受診すると五十肩と診断。
その際、どのような治療をすればよいか医師に尋ねると、放っておいても自然と治るといわれたようです。
しかし、今が激痛なわけですから、とにかくなんとかならないでしょうかという相談でした。
私個人の経験上では、確かに『放っておいても自然と治る』ケースと、『放っておいたがために気がついたときには関節拘縮(かんせつこうしゅく)を起こし、肩の動きが著しく制限されてしまう』ケースがあり、割合的には半々くらいといった印象です。
それでは、私の治療方針はというと、
関節やその周囲の炎症が強い時期は安静にしておき、
炎症がおさまってきたら症状に合わせてすぐにリハビリを始める、
ということにしています。
そして、注意点として、「決して痛いことをしない」ということです。
自主訓練も指導しますが、同様に痛いことをしないのが原則です。
【サルコペニアとは?】
最近ときどき『サルコペニア』という用語を耳にするようになりました。
サルコペニアとは、『低筋肉量』のことです。もう少し詳しくいうと、低筋肉量に加えて低筋力(握力)あるいは低身体機能(通常歩行速度)が基準値未満の場合となります。
関東のある地域で、65歳以上の高齢者2000人余りを対象に調査したところ、サルコペニアとその予備軍に該当する割合は、男性48.0%、女性61.5%という結果でした。
このような高い数字を見ると、果たして自分はどうなんだろう?と不安になってきますよね。
そこで、すごく簡単に自分で確認できる方法があります。それは『指輪っかテスト』というもの。やり方は、両手の親指と人指し指で輪っかをつくり、ふくらはぎの最も太い部分を囲むだけの簡単な方法です。
判定基準は、輪っかで囲めない場合はサルコペニアの可能性は低く、輪っかとふくらはぎの間に隙間があると可能性が高いということになります。
もし、サルコペニアの可能性がある場合はどうすればいいのか?というと、
食事や活動量など包括的なアプローチが必要となります。
詳しくはご相談ください。
【かなりの高機能です!】
施術に来院されたビジネスマンの方からの注文です。
院内に展示している靴はこれとは違うものですが、一目見て即注文されました。
この靴は日本人特有の幅広の足に対応した4Eウィズモデルで、10個以上の機能を搭載。
また、天然皮革製で色はシックなブラウンなので、ビジネス場面にも活用できます。
【サッカー選手の食事】
以前、キャンプなどに帯同させていただいたサッカースクールのオーナーから相談がありました。
『小学生が相手に当たり負けをしないように体を大きくしたいと思っていて、食事はしっかり食べているがなかなか体が大きくならない』との内容。
それに対して、実際にブラジルに行ったことのあるオーナーの印象では、とにかくブラジルの小学生や選手たちは体が大きい(結構太っている?)らしい。
確かに、サッカーで上(Jリーガーや日本代表、あるいは海外でのプレー)を目指すのであれば、技術に加え体格は重要です。
そこで調べてみると驚くべき結果が・・・?!
【年齢別(日本人)1日の平均摂取量】
・10~11歳 2300kcal(タンパク質 50g)
・12~14歳 2650kcal(タンパク質 60g)
・15~17歳 2750kcal(タンパク質 65g)
【世界を見据えた某サッカーカレッジの1日の平均摂取量】
・4000~4500kcal
【ブラジルサッカー留学での食事】
・昼と夜はご飯にフェジョンと呼ばれる豆をかけたものが主食(ブラジル人の強さの秘訣らしい!)。
・おかずにはパスタ、ビーフ、サラダなどがあり栄養満点。
【イタリアの某ビッグクラブのユース】
・合宿中の食事は昼間からフルコース
つまり、海外の選手たちの摂取量は、日本人の約2倍で、特徴としてタンパク質の量が多いことがわかります。
海外では、『食べることも、トレーニングである!』という認識は定着しているようです。
【専門理学療法士を更新!】
2019年まで『専門理学療法士』を更新できました。
現在、私たち理学療法士は日本理学療法士協会の制度により、
理学療法士 →認定理学療法士 →専門理学療法士 の3段階に区分されています。
これは、研修会や学会への参加、学会発表、演題査読委員、学会座長、論文執筆などにより一定期間にポイントを取得することで認められます。
ただし、一度認められてもポイントを継続して取得しなければそのポジションを維持することはできません。
つまり、医療人として常に自己研鑽して成長し、より良い医療を提供できるようにするためのシステムです。
近い将来、専門理学療法士であることがスタンダードになる日が来ます。
【元同僚から学会発表の報告がありました!】
先日、以前勤務していたリハビリ専門学校の元同僚から、11月に佐賀で開催される『九州PT・OT合同学会』での研究発表が決まったと連絡がありました。
長い間、一緒に頑張ってきた元同僚の活躍は本当に嬉しいものです。
学校は去りましたが、私でできることは今後も協力したいと思っています。
神田先生、頑張れ!
『卒業生の皆さん、ありがとう!』
先日、開業前に勤務していたリハビリ専門学校の1期卒業のM君が、私への退職記念品をわざわざ遠方から届けてくれました。
卒業生の皆さんからいただいたのは掛時計です。しかも時計本体に卒業生一同のネーム入り。
あまりに立派な掛時計に驚きました。今どこに飾ろうかと思案中です。
3月の退職記念パーティーには100人の卒業生が集まってくれて、懐かしい話で盛り上がりました。
今回、そのときの写真もメッセージ付きでいただきました。
本当に教員冥利に尽きます。
その後、届けてくれたM君と一緒に昼食を食べながらいろんな話ができました。
教員のころ思い描いていた『卒業生と食事しながら仕事や今後の医療について語り合う』ことができました。
卒業生の皆さん、本当にありがとうございました!
【室内履きのご紹介】
先日、靴を購入された来院者の方から、『靴と同じように履き心地が良くて、足にも良い室内履きはないでしょうか?』と相談を受けました。
確かに、屋外で履く靴は良いモノにこだわっている方は多いと思いますが、屋内(室内)履きにこだわっている方は少ないのでないでしょうか?おそらくテキトーなスリッパになっていると思います。
スリッパが身体にとってあまりよろしくないのは皆さんおわかりでしょう。
ほとんどの場合、底面(足を入れる部分)がフラットで、つま先部分が覆われているだけの形状で、履きやすい一方で大変脱げやすい。
つまり、足にフィットすることはないので、歳をとってくるとつまづきやすく危険です。
しかも、かかとの部分が開いているため足に固定されないので、必要以上に足(特に足指)に力が入ってしまい疲れやすいのです。
人によってはライフスタイルや仕事の関係で、一日を屋外より屋内で過ごす時間が長いという方も多いでしょう。
それを考えると室内履きこそ重要なのです。
そこで、足にしっかりフィットして、サッと履きやすく、しかも脱げにくい、とてもバランスのとれた室内履きを見つけました。
相談された方に試着していただくと、『これはイイ!』と即決されました。
【中学生 バスケットボール部】
(症状)2~3週間前から歩くときに右膝痛あり。初回来院時は、少し足を引きずるような歩き方。
(検査)関節の炎症もなく、半月板、十字じん帯、側副じん帯も問題なし。筋力検査でも問題なし。
ただし、大腿四頭筋(太ももの前面の筋肉)の短縮あり。その他に全身の筋緊張がやや高く、リラックスできない状態。
(施術)全身整体にて筋緊張をゆるめた後、下肢のストレッチングを実施。自己ストレッチも指導。
(結果)施術翌日に膝痛は半減し、2日後の練習試合では全く痛みがなくプレーできた。
(2回目の来院時)膝痛はなく、歩き方も正常。大腿四頭筋の短縮も前回よりも改善。全身の筋緊張はまだ少し高い状態。
(2回目の施術)全身整体にて筋緊張を緩和し、下肢のストレッチング。新たな自己ストレッチングを指導。
まじめに自己ストレッチングができる選手なので、今回で施術は終了。中体連での活躍に期待しています!
【大切な靴選び】
当院では、シューズ・フィッティングを行っております。
ご利用者様の足のサイズや形状に合わせてベストな選定ができます。
取り扱っている靴は『アシックス』です。
かの有名な『ニューヨーク・シティ・マラソン』で、参加者37000人のうち約6割の人が『アシックス』のランニングシューズを使用しているというデータがあります。
それだけ多くのランナーが愛用しているわけですから理由があるはず?と思って実物をチェックしてみると・・・、ものすごくいい作りになっています! これなら納得できます。
靴は毎日使いますので大変重要です。
靴でお悩みの方はご相談ください。
サッカーワールドカップ!!
待ちに待ったサッカーワールドカップが始まりましたね。
残念ながら、日本は初戦黒星スタートとなりましたが、まだまだ諦めてはいけません。チャンスはあります。
次のギリシャ戦には、これをつけて応援します!
『SAMURAI BLUE RING』!!
こどもから父の日にプレゼントされました。
興奮して振動が加わわると、こんなふうに赤く光ります?!
気分を盛り上げてみんなで応援しましょう!
頑張れ、日本!!
【70代 女性】腰痛、夜間の腕の痛み
(症状)
①前かがみや立ち上がりのときに腰痛があり、自分では坐骨神経痛と思っていた。
病院の診察では特に説明がなく、電気治療を続けるように言われ、頑張って2年間通院したが全然よくならなかった。
②夜間、横向きで寝ると腕が痛くなって目が覚めることが多い。
(検査)
②夜間の腕の痛みについては、枕の高さを確認したところ、高さが低すぎて下側になった肩が圧迫されている状態だった。
①腰痛については、坐骨神経痛ではなく、骨盤が前方向に傾き、その影響で腰椎の前彎(前方向へのカーブ)が強くなり過ぎており、姿勢に問題があった。
(経過)
・1回目の施術後、骨盤の傾きや腰椎のカーブが変化し、それに伴い姿勢も変化。今までの姿勢から変化したことで筋肉の働きが変わり、一時的に腰痛がひどくなったように感じたがそれも徐々に緩和。
夜間の腕の痛みは、全身整体と枕の高さ調整ですぐに無くなった。
・2回目の施術後、立ち上がりのときの腰痛は感じなくなったが違和感は残った。骨盤や腰椎の状態も徐々に改善。
・本日3回目の施術。骨盤の傾きや腰椎のカーブもほぼ正常になり、姿勢も改善。前かがみや立ち上がりのときの腰痛は無くなったので、良い状態を維持するために運動療法を実施。
身体活動(運動)は高齢でスタートしても有益!
ロンドン大学の研究によると、高齢に達してから身体活動(運動)を始めても健康加齢(健康な状態で年をとること)の増進につながることがわかったとのこと。
つまり、年をとったからもう仕方ないと諦めなくても、しっかり運動をすれば効果があるということです。
これについては、日本においてもかなりの高齢者(80~90代)でもトレーニングにより筋力がアップするという研究がみられます。
実際、これまで病院や施設で高齢者のリハビリテーションに携わってきた経験から、同様のことをたくさん経験しました。
ただし、問題なのは、身体のどこかに痛みがあってもそれを我慢して運動を行っていることです。このような場合、あまり効果が上がりません。
よくある例ですが、膝に強い痛みがありながら、『何も(運動)しないのはよくないから散歩でもしてしっかり脚の筋力を鍛えなさい』と言われ、痛みに耐えながら頑張って歩いている方を見かけます。しかも痛い脚を引きずりながら・・・。
このやり方は間違っています。場合によっては、運動の効果が上がらないばかりか、かえって膝の痛みを悪化させていまう恐れがあります。さらには、よくない歩き方をしているために、悪くなかったところまで痛くなってしまう可能性も高い。
やはり、痛みをできるだけ取り除いてから運動をすることで、無駄なエネルギーを使わず効率的に筋力や体力を向上させることができます。
そこで当院では、施術によりできるだけ痛みを緩和させてから必要な運動療法を行っています。また、その後は再発しないように適切な運動方法の指導も行っています。
アレルギー性鼻炎は辛いけど・・・良いことも?
アレルギー性鼻炎のある方は今の季節は辛い時期ではないでしょうか?
私も以前はその1人でしたが・・・最近はそれほど悪くなりません。
だいたい春先から6月にかけて飛んでいる、花粉、黄砂、そして最近はPM2.5などが主な原因だといわれています。
症状は、くしゃみや鼻水が出て止まらない、とにかく目がかゆいし、充血するし、いつも涙目だし・・・こんな症状が重なって何をするにも集中力がない等々、良いことは1つもないと思っていました・・・。
しかし、米国のカイザー・ロサンゼルス・メディカルセンターの研究によると、『アレルギー性鼻炎の人は、そうでない人に比べて心筋梗塞のリスクが少ない』という統計結果になった(対象者はアレルギー性鼻炎患者約11万人)とのこと。
一般的に、心筋梗塞といえば、「胸が締め付けられ、のたうちまわるような激痛」といわれたりしますので、これにかかるリスクが少ないというのは朗報という考え方もあるのでは・・・?
【70代 女性】右肩の痛みの経過報告
(以前の症状)右肩の痛みが強いため右手はほとんど使わず、日常生活では左手だけを使っている状態。また、痛みにより全身の筋緊張が高くなっており、なかなか力を抜くことができずリラックスできない。
(現在の症状)普段は右肩の痛みは無くなり、右手での作業ができるようになった。ただし、右手の作業を長くやっているとまた痛みが出てくる。右腕の上げ下ろしは痛みがなく、左右同じようにできている。いつも全身に力が入っていることに自分で気づき、少しずつリラックスすることができるようになった。良質な睡眠のためにオーダーメイド枕を注文。
睡眠と記憶力の関係
アメリカ、ボストンの病院での研究によると、
『中年期以降に1日の睡眠時間が5時間以下または9時間以上だった人は、1日の睡眠時間が7時間だった人に比べて記憶力が低かった。
また、時期によって1日の睡眠時間に2時間を超える変化があった人は、睡眠時間に変化がなかった人に比べて記憶力が低かった。』
という結果が得られたとのこと。
つまり、『記憶力には、安定した睡眠が必要で、睡眠時間が短すぎても長すぎても良くない、7時間くらいがちょうど良い』ということです。
これについては、今のところ因果関係は裏付けられていないということですが、70歳以上の女性1万5,000人以上について検討していますので、今後の研究で明らかになるものと思います。
もちろん、これには『睡眠の質』も大きく関わっているはず。
睡眠の質を高めるには、自律神経のバランスを整え、自分に合った枕を使用することが大切です。
『フットケア(足部、足指のリハビリ)』の重要性
糖尿病の方は、糖尿病ではない方と比較して1.5~3倍転倒しやすいといわれています。
これは、糖尿病の神経障害により、足の感覚が鈍くなって地面の状況などを感じにくくなることと、転倒を恐れて歩かなくなり、足腰の筋力が低下することが原因です。
また、転倒は加齢とともに増加する傾向にありますので、特に病気などのない一般高齢者でも同様のことがいえます。
このような場合、『フットケア(足部、足指のリハビリ)』が有効といわれています(多数の研究報告があります)。
フットケアの重要性については、スポーツ選手全般にも当てはまります。
そこで当院では、フットケアと同時に、その効果をさらに高めるために各種シューズ(スポーツアスリートの本格シューズから高齢者向けのウォーキングシューズまで)を取り扱っております。
是非、ご相談ください。
靴をよく見ると...
先日、来院者(80代)の方から、靴についての相談がありました。
「今、使っている靴がなんとなく歩きにくい感じがする。」「速く歩けないし、長く歩くと疲れる。」「周りの人から、足を引きずって歩いていると言われる。」とのことでした。
そこで、靴をチェックしてみると、なんと高齢者が施設内などで使用する『介護靴』(つまり、介護者が履かせやすいようにマジックテープで留める全体が軟らかい靴)でした!
このような靴は歩くための靴ではありませんので、足の構造など無視した作りで歩きにくいし、疲れるのは当たり前です。ましてや、つま先部分がオープンになっているタイプなので、屋外使用には不向きです。
次に、足をチェックすると、両側に外反母指があり、偏平足にもなっていました。
ということで早速、高齢者向けのウォーキング・シューズを探してみると、いろんなスポーツメーカーなどからさまざまな工夫を凝らした靴が結構出ていますね。
それぞれの特徴を調べるのを楽しみながら、より適切な靴選びをしたいと思います。
後日、靴を変更したことで歩きにどれだけの影響があったか報告したいと思います。
5月10日 手すりを取り付けました!
当院は、痛みが強くて、歩くことや段差の上り下りが大変な患者さんも多いので、玄関に手すりを設置いたしました。
これにつかまれば、靴の着脱や玄関段差の出入りも安心してできます。
工事をお願いしたのは、当院の改装も手がけていただいた熊本市南区白藤の『ホーム・クラフト』さんです。専門家ならではのアイデアやアドバイスがいただけます!
5月10日【80代 女性】坐骨神経痛
(症状)左坐骨神経痛がひどくて、夜間あまり眠れない。
また、身体の左側を下にした横向き寝では、臀部~脚全体の痛みが強くなるため、仰向けか右横向
きでしか寝ることができない。
仰向けに寝ると、両側の股関節~太ももにかけて引きつりがあるため、しばらく脚を伸ばすことが
できない。
(検査)重度の坐骨神経痛と両膝関節の手術後のため、腰部から脚全体の筋肉の緊張が高く(要するに筋肉
がものすごく硬い状態)、股関節や膝関節の可動域が制限されていた。
また、右側横向きで寝ていることが多いためか、右足のむくみがみられた。
(施術)全身整体にて筋肉の緊張状態を緩和した後、左坐骨神経痛に対して施術。
(結果)1回目の施術後、夜間がよく眠れるようになり、右足のむくみがなくなったと報告があり、2回目
終了後は、仰向けに寝たときの引きつりがなくなり両脚をすぐに伸ばせるようになった。
3回目の施術後は、坐骨神経痛がかなり緩和して、左側横向きで寝ても痛みが出なくなった。
(今後)痛みの状態を確認しながら筋力トレーニングを開始予定。
【70代 女性】右肩の痛み
(症状)右肩の痛みが強いため右手はほとんど使わず、日常生活では左手だけを使っている状態。
(検査)立位では右肩の位置がかなり下がった不良姿勢。右腕の上げ下ろしはできるが、肩関節に強い痛みがみられた。また、痛みにより全身の筋緊張が高くなっており、なかなか力を抜くことができずリラックスできない。
(施術)全身整体にて筋緊張を調整し、できるだけリラクゼーションを図る。その後、右肩関節周囲の筋緊張をゆるめて正しい関節運動(動かし方)を練習した。正しい関節運動ができるようになったところで、筋力トレーニングを実施。また、右腕の上げ下ろしも痛みがなくできるようになった。
【80代 女性】背部痛・腰痛
以前、記載した『脊椎圧迫骨折』と思われる方の経過報告です。
初回は、とにかく背中から腰にかけての痛みがひどく(脊柱や胸郭の変形もあり)、寝返りや起き上がりは苦痛に耐えながらなんとかできている状態で、杖歩行もかなり不安定でした。
それが、3回の施術で痛みはかなり緩和したらしく、楽に動けるようになったからと庭の草取りをしてみると、見事に症状が悪化(膝や腰の悪い方には『草取り』は最悪の動作です)。
4回目の施術から再スタートのような形となりました。
同時に、以前病院でつくったというコルセットをチェックし、修正を装具士に依頼。
オーダーメイド枕により、寝ているときの痛みもできるだけ少なくなるようにしました。
6回目の施術で痛みはほぼ消失し、寝返りや起き上がり動作もかなりスムーズになりました。
7回目からは下肢や体幹の筋力トレーニングを開始。自宅での自主トレも指導しました。
8回目も全身調整の施術後に、筋力トレーニングを実施。
痛みの訴えはなく、杖歩行では歩幅が広くなり安定しました。また、畑仕事をやっても痛みが出なくなったとのことでした。
そこで治療は一応終了となりましたが、本人の希望により今後も月に1回くらいは来院して良い状態を維持したいとのことでした。
最近の研究で、80代でも90代でもトレーニングにより筋力はアップすることがわかっています。
あきらめる必要はありません!
自転車通勤で体力づくり
開業前は、車で高速道路を走り、片道2時間かけて県外まで通勤していました。
当然、運動不足にもなり、長時間運転の毎日で腰痛が出現。とりあえず車のシートを『レカロシート』(車好きの方ならわかると思います)に交換してなんとかしのいでいました。
それと比べると、現在は自転車で片道15分の通勤となり、もう何年~何十年も通っていない道を走ったり、景色を眺めて走ったりしながら運動不足も徐々に解消。
しかし、これが最初の頃は結構きつくて、自分の衰えを痛感しました。
ついでに時間的な余裕もできて、今までできていなかったことにも取り組めるようになりましたが、体が馴染むまでにはもう少しかかりそうです・・・・・。
健康的なライフスタイルを確立するのは簡単ではないですね。
好評!オーダーメイド枕
オーダーメイド枕の注文がいくつかありましたが、購入された皆様から『すごく気持ちいい!枕って大切なんですね。』と好評をいただいております。
数年前に流行った ”低反発まくら”ではなく、最近は『沈み込まない』まくらが主流です。
特に、高齢の方で、背中が丸くなっているような方の場合、枕の高さや硬さは大変重要になります。
また、仰向けに寝ると、夜中や朝方に腕がしびれたり、肩が痛くなったりする方は、枕の高さや硬さが合っていない可能性があります。是非ご相談ください。
人間のもつ回復力に期待!
最近、ものすごく痛みが強い方を施術していますが、かなりの高齢の方でも数回の施術で著しく症状(痛み)が緩和して、いろんな動作や運動が可能になっています。
無痛整体による施術ですから、施術する側もされる側も安心して対応できる利点があります。
人間本来の回復力を引き出す大切さを痛感しています。
【80代 女性】背部痛・腰痛
(症状)背中から腰にかけて痛みがひどく、寝たり起きたりや立って歩くのが大変。
(検査)痛みの部位や姿勢・動作観察から、『脊椎圧迫骨折』と判断。
(施術)全身整体にて背部・腰部・臀部の筋緊張を調整。
(結果)施術前は激痛でベッドに上がるのも時間がかかり、寝返りも不可能だったが、施術後は起き上がりや車の乗り降りも自力で可能となった。
【70代 女性】自律神経の不調
(症状)夜なかなか熟睡できない。脳梗塞による右片麻痺あり。
(検査)片麻痺の程度は軽く、日常生活への影響は少ないが、自律神経のバランス不良あり。
(施術)全身整体による自律神経の調整を行い、その後、片麻痺トレーニングを実施。
(結果)施術当日から数日間はかなり熟睡できた(2回目来院時の本人報告による)。
その後も定期的に施術を継続中。
【80代 女性】左肩の痛み・しびれ
(症状)1週間くらい前から、寝ているときに左肩と肩甲骨あたりが痛くて、左腕全体がしびれる。
(検査)頚部~背部の筋肉の緊張(硬さ)が強く、脊柱(背骨)の歪みがあり左右の肩甲骨の高さに違いが みられた。
また骨盤にも脊柱からの影響があり、脚の長さに左右差があった。
(施術)まず施術効果を高めるために全身整体を実施。その後、症状の強い左肩~腕、背部を施術。
(結果)1回の施術で左肩痛や左腕のしびれはほぼ消失(2回目来院時の本人報告による)。
- 2014年3月13日 未分類 Hello world!